経済

県産菓子とアニメがコラボ ナンポー通商、アジア客取り込む

ナンポー通商がアジア観光客も視野に沖縄限定で開発したアニメキャラクター連動商品

 菓子製造販売メーカーのナンポー通商(那覇市、安里正男社長)は、人気漫画キャラクター「ドラえもん」と協業(コラボ)し、県産紅イモなどを活用した商品を開発した。14日から県内土産店や那覇空港など沖縄限定で販売する。

表記は日英対応で海外客の取り込みも視野に入れる。昨年のハローキティ(8月)、ワンピース(12月)に続き3件目のキャラクター活用展開。同社は「日本アニメの人気が高いアジア圏の観光客を捉え消費単価を底上げしたい。県産土産品全体への波及効果で観光振興につなげたい」と、観光商品の新たな展開戦略に意欲を見せた。
 今回のドラえもん商品は、小学館プロダクションが進める地域菓子シリーズとの連携で、広島、山口に次いで3県目の取り組みとなる。コラボするのは紅イモ味や黒糖味などの「ちんすこう」(税込み700円)と「べにいもたると」(同800円)の2商品。小学館側からナンポー通商へ提案があり、1年以上協議を重ねてきた。
 県産素材活用のこだわりのほか、外装にはミンサー柄を施し、中面にはウチナーグチクイズも印刷して楽しめる包装にした。さらに2商品セットでドラえもんの全身が現れるようになっており、安里睦子常務は「セットとして売りやすい形だと業者からも好評だ」と話す。
 商品内容や原材料、賞味期限などは日本語と英語を表記。安里常務は「アジアを中心とした海外客が大きく伸びており、それへの対応。観光客のニーズをいかにつかむかは、土産産業を盛り上げる鍵」とする。
 ハローキティ商品はクッキーやスティックなど5種類、ワンピース商品はちんすこうと焼さーたーあんだぎーの2種類。これらはいずれも沖縄限定販売になる。営業担当の安里明子氏は「観光客増を見据え、本土土産企業の県内進出も進む。県内企業として付加価値のある商品を開発し、県産土産に関心をもってもらう相乗効果を図りたい」と今後の販売拡大に期待している。(外間崇)