中学入学前に6年生交流 赤道・兼原小 自治会提案で開催


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小学校が違う児童同士で名刺交換し入学後の再会を約束する子どもたち=4日、うるま市立具志川中学校

 【うるま】4月に具志川中学校に入学する赤道小学校、兼原小学校6年生同士の第1回交流会が4日、具志川中学校で行われた。「入学前に互いを知れば仲良くなれるだろう」(宮里清子上平良川区長)と周辺8自治会が提案し、初めて実現した。子どもたちはじゃんけんゲームや名刺交換などで交流を深め、入学後の再会を心待ちにした。

 交流会には赤道小から100人、兼原小から110人が参加した。向かい合って並び、児童代表が「よろしくお願いします」とあいさつした後、校歌を紹介し合った。ゲームには教員らも参加し場が和んだ。
 具志川中の教育カウンセラーの知念弘美さんが「中学校では、みんなに『はじかれている(仲間外れにされている)』と思い込んでいる相談がよくある」と説明し、「思い込みをせずに、発想の転換でプラスに考えてほしい」と呼び掛けた。
 兼原小の比嘉愛香(まなか)さん(12)は「とっても楽しかった。新しい友達と趣味や部活、『誰がもてる?』とか話した。入学後も友達になれそう」と笑顔で話した。