石垣に海自練習艦隊 今月末、商工会など歓迎計画


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【石垣】海上自衛隊の一般幹部候補生修了者173人を含む約840人が乗った練習艦隊4隻が31日に石垣港に初入港することが分かった。4月2日まで滞在し、尖閣警備に当たっている石垣海上保安部などで研修する。地元の石垣市では商工会や観光交流協会などが歓迎レセプションを開催する計画を立てている。

 入港する練習艦隊は練習艦「かしま」「しらゆき」「せとゆき」と護衛艦の「あさぎり」。艦内作業の習熟や初級幹部としての素養育成などを目的とした近海練習航海の一環で入港する。滞在中は史跡巡りや市長表敬などを予定している。
 歓迎レセプションは市商工会の我喜屋隆会長が実行委員長を務め、会費5千円で実施する。レセプション出席者は練習艦「かしま」の艦上レセプションに無料招待されるという。
 我喜屋会長は「自衛隊を誘致するのかという意見があるが、飛躍しすぎた意見だ。商工会も三役で話し合ったが、異論はなかった。隊員に市内のホテル利用を促していて、経済効果もある」と話した。