郷土芸能 華やかに 南風原高校、現役とOBあす公演


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21日の本番を前に稽古に励みながら、来場を呼び掛ける出演者ら=18日、南風原高校

 【南風原】南風原高校郷土文化コースおよび郷土芸能部在校生公演、在校生・卒業生有志合同公演「南風魂~奏でる・舞う・武(たけ)る」が21日昼、夜の2回那覇市民会館で開かれる。

 同校同コース制20周年記念として開催されるもので、昼の在校生公演には70人、夜の合同公演には140人が出演し、創作舞踊など多彩な演目を披露する。
 同日午後2時の在校生公演では、2年前の合同公演で初演された創作歌舞劇「浜下り」など9演目を在校生が披露する。同6時開演の合同公演では1期生から20期生が一堂に会し、新作となる「ヨイシー」「祝獅子」をはじめ「八福の舞」「歓待の舞」など2部4章構成で創作舞踊を展開する。在校生と同高OBで県内第一線で活躍する実演家らとの競演も見ものだ。
 在校生と卒業生は1月から稽古に取り組んできた。同コース2年生で、郷土芸能部部長の宮崎花澄さん(17)は「先輩方との共演は刺激になり、技を磨くいい機会になった。先輩方から受け継いできた20周年の集大成の舞台にしたい」と意欲を見せる。
 同校OBでもある大城貴幸教諭は「多くの皆さんの支えがあって郷土文化コースが現在もある。郷土文化の素晴らしさを地域や子どもたちに発信したい」と来場を呼び掛ける。
 会場では20周年を記念したCD(記念誌付き千円)も発売される。
 入場料は在校生公演が大人千円、子ども500円。合同公演は大人1500円、子ども500円。問い合わせは同校(電話)098(889)4618。