アート通し心の交流 障がい者支援、北谷でイベント


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障がい者の作品を原画にした巨大アートを完成させた参加者ら=23日、北谷町のカーニバルパークミハマ

 【北谷】芸術を通して障がい者の社会参加を支援するクーピーファッションアートグループは23日、北谷町のカーニバルパークミハマで、巨大絵画に色を塗る「ビッグアートイベント」を開いた。

小学生や介護事業所に通う人たち約50人が、縦3・6メートル、横5・4メートルのキャンバスに思い思いの色でペンキを塗った。
 イベントは障がい者が日ごろ描く絵を基に、参加者全員で色を塗り完成させるもの。今回の原画は沖縄市の生活介護事業所に通う運天先達さん(45)ら2人の作品で、色とりどりの魚や太陽が描かれている。
 那覇市から参加した仲地優雅君(12)は「自分で色を組み合わせたりするのが楽しかった」と話した。グループの萱場祈りさん(27)は「絵を通した交流で心のバリアフリーを目指したい」と語った。