竹富町教委、国の是正要求に応じず 八重山教科書問題


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【竹富】竹富町教育委員会は24日、文部科学省から受けた直接の是正要求への対応を定例会で協議し、是正要求に応じないことを確認した。国地方係争処理委員会へ不服申し立てをするかどうかは、今後、専門家から意見を聞いて判断する。

 同教委は採択地区協議会が答申した育鵬社版公民教科書について「教科書調査員の評価が悪かった教科書が選定されるのはおかしい」として、地方教育行政法に基づき東京書籍版を採択し、使用している。文科省は独自採択が教科書無償措置法に違反するとして、全国初となる直接の是正要求を出し、育鵬社版の使用を求めている。【琉球新報電子版】