佐世保に自衛隊水陸両用車配備へ 政府、離島防衛で拠点化


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 政府は24日、海上を船舶のように航行でき、島への上陸も可能な自衛隊の水陸両用車について、長崎県佐世保市を主要配備先とする方針を固めた。同市には、沖縄県・尖閣諸島を含めた離島防衛の中核となる西部方面普通科連隊(約700人)が配置済み。組織拡充により同市の拠点化を図り、大量の武装漁民らが離島に不法上陸するケースなどに備える構えだ。

 水陸両用車は2018年度までに52両を調達する計画だが、配備先は固まっていなかった。
 水陸両用車を離島近くに速やかに運ぶため、大型輸送艦が接岸できる港も整備する。武田良太防衛副大臣が24日、朝長則男佐世保市長に方針を伝えた。
(共同通信)