本場でエイサー体験 ハンド女子日本代表「おりひめジャパン」


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エイサー体験を楽しむハンドボールの女子日本代表チーム「おりひめジャパン」の選手=18日、沖縄市のコザ運動公園多目的運動場

 【沖縄】沖縄市を拠点に合宿していたハンドボール女子日本代表チーム「おりひめジャパン」の選手らが18日、同市のコザ運動公園多目的運動場で、エイサーを体験した。ほとんどの選手が初体験で、慣れないバチさばきで大太鼓や締太鼓、パーランクーをたたいて演舞を楽しんだ。

 おりひめジャパンは、沖縄市の少年ハンドボールチーム「コザクラブJr」の結成10周年の記念事業として招致された。昨年12月にセルビアで開かれた女子世界選手権の日本代表メンバーや監督、コーチら約20人が参加した。
 市観光協会の職員がエイサー演舞の披露と指導を行った。選手らはバチさばきや踊りを練習し、最後は参加者全員で集団演舞を披露した。
 主将の高橋恵選手(27)は「ハンドの動きとは全然違う。初めての体験で下手だけどおもしろい」と笑顔で話した。栗山雅倫監督(42)は「オリンピックの出場が決定した時には、エイサーを披露したい」とあいさつして、参加者を笑わせた。
 浦添市出身の池原綾香選手(23)は「エイサーは沖縄の血が騒ぐ。オリンピック出場を実現させたい」と意気込みを語った。
 代表チームは17日に来県し、20日まで県内各地で合同練習や講習会、実技指導を行った。