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県内を拠点に活動するロックバンド「Shaolong To The Sky」(シャオロン・トゥ・ザ・スカイ)が8、9の両日、台湾で開かれた原発問題を考えるイベントに出演した。
イベントは東日本大震災や福島第1原発事故から3年を受けて行われた。ボーカル・ギターの當山貴史が14日、イベント出演を通して感じた思いなどを語った。
當山は「原発問題について簡単に意見を言うことは難しいと思っていた」。しかしイベント出演で「石垣に近い台湾に原発があって新たな建設計画も進んでいる。遠い場所での問題じゃないと感じた」と強調する。
台湾では原発計画が進められている一方で、反対の声も多く耳にしたという。「基地問題を抱える沖縄の現状に似ていると感じた」と振り返る。「原発も基地も本当はない方がいいと思いながら、なかなか離れられないでいる」と現実に目を向け、ライブでは「いらないものには見切りを付けようと訴えた」。そして「問題を解決するために若い人が行動して、新しい未来に向けて何かを生み出してほしい」と力を込めた。