自作弁当で楽しく給食 伊江の小中学校


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5年生が作った弁当を見学する4年生=伊江村立伊江小

 【伊江】子どもが作る「弁当の日」の取り組みを始めた伊江村ではこのほど、2回目を実施した。村内の小学5、6年生と中学校全生徒、担任教諭は、自分で作った弁当を給食時間に食べた。

 村学力向上推進委員会家庭教育部会は、1回目の実施から約3カ月の間に、「弁当の日」の提唱者である竹下和男氏を招いた講演会を催し、意識向上を図った。同実践報告会では、児童生徒と保護者を対象にしたアンケート結果を発表し、改善点を協議した。
 弁当は、赤黄緑のバランスが考えられたものや畑で収穫した野菜を食材に使ったもの、親子でアオサを採り卵焼きに入れるなど、親が子へ伝える効果や取り組む姿勢の高さが見られた。
 伊江小学校では、4年生が5年生の教室を訪れた。弁当を見学した4年生の宮里桃子さんは「とてもおいしそうだった。自分も早く作りたい」と話した。
 西小6年生の島袋八海さんは西幼稚園に通う妹と自分の二つの弁当を作り、「妹が喜ぶよう、おにぎりにのりでアンパンマンとパンダの顔を作った」と誇らしげに話した。(中川廣江通信員)