県内６５０人正社員化　アメリカンホーム保険

　県内でコールセンターを展開するアメリカンホーム保険（東京、橋谷有造社長兼ＣＥＯ＝最高経営責任者）は、４月１日から国内３事業所の契約社員８２０人を正社員化する。沖縄事業所は６５０人が対象となる。

　アメリカンホーム保険は沖縄事業所について、２０１４年内にさらに１００人以上の正社員を採用する予定。優秀な人材の確保をはじめ、採用環境の向上や県内の雇用促進を図ることなどが狙い。
　正社員化に伴い、特別有給休暇の延長など処遇も改善するほか、新たな役職を設け、転勤することなく管理職へのキャリアアップを可能にするなど、昇進の機会も広がるという。
　オペレーション総務部の菅野友三部長兼沖縄管理課長は「契約社員により働きやすい環境を提供し、安心して長く勤めてもらうため、正社員化を決定した」と説明。「コールセンターは沖縄の基幹産業であり、正社員の登用により県の産業をもっと支えていきたい。県民のホスピタリティの高さに注目しており、長期的に地元に貢献できる体制を創出したい」としている。
　県のほか、富山県と北海道の事業所も正社員の登用を実施する。