新学期からは「球美中」 久米島中、仲里中で閉校式


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【久米島】4月から球美中学校に統廃合される久米島中学校と仲里中学校の閉校式と懇親会が3月22、23日の両日、各校体育館で開かれた。生徒や教諭、地域住民らが多数出席し、66年間の歴史を振り返り、母校に別れを告げた。

 久米島中学校の奥間朝順校長は「久米島中学校で学んで来たことを忘れず、自信と誇りを持ち、夢実現のために頑張ってください」と激励。仲里中学校の屋良朝男校長は「自分が新しい歴史を刻んでいく気概を持ちこれからの中学、高校生活を悔いなく送ってください」とあいさつした。
 生徒代表の儀間真吾君(仲里中2年)は「受け継がれた伝統を生かして皆と力を合わせ、球美中学校をいい学校にしていきたい」と力強く語った。
 町内の中学校統廃合は2007年に開校した久米島西中に次ぎ2例目。球美中は仲里中が基本校となり校舎を改築し、久米島中の生徒たちが移ることとなった。小中併置校だが、小学校は存続する。(盛長容子通信員)

久米島中学校体育館で行われた閉校式=3月22日
仲里中学校体育館で行われた閉校式=3月23日