地位協定改定を要望 社民県連、酒気帯び不起訴に抗議


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 社民党県連(新里米吉委員長)と社民護憲県議団(仲宗根悟団長)は7日、昨年11月に豊見城市で発生したひき逃げの容疑で起訴された米軍キャンプ・シュワブ所属の海兵隊員が、酒気帯び運転容疑については不起訴になっていた問題について、外務省沖縄事務所に対し「基地に逃げ込んだことが立証の妨げになった」と抗議し、日米地位協定の抜本的改定を求めた。
 沖縄事務所の松田賢一副所長は地位協定の運用改善に努めるとの姿勢を強調し「日本の司法制度に乗せられるようにしていきたい」と述べたが、議員らは「警察、検察は起訴したくても協定が壁になってできない状況だ。運用改善では解決しない」と反発した。
 新里委員長は「協定の改定に向けて努力する姿勢を沖縄事務所が示してもらいたい」と求めた。【琉球新報電子版】