久米島高に5人「留学」 生徒減少へ歯止め期待


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「島留学」事業を活用して、島外から久米島高校に入学した宮城みのりさん(左端)、桃原大成さん(左から2人目)、中村柊真さん(同4人目)、荒井竜馬さん(右端)と半嶺通男校長=7日、久米島高校(盛長容子通信員撮影)

 【久米島】全ての県立高校の入学式が行われた7日、久米島高校(半嶺通男校長)では、87人の新入生が新たな学びやの門をくぐった。「島留学」事業などを活用して県外や本島から来た5人は、「自然豊かな場所で勉強に励みたい」と張り切っている。

 「島留学」は、同校の生徒減少や園芸科存続のために町が昨年から始めた事業で、今年初めて、県外や本島から“留学生”が入学した。東京都から進学した荒井竜馬さん=普通科=は「環境のいい久米島で医学部を目指して頑張りたい」と瞳を輝かせた。北中城中から進学した宮城みのりさん=園芸科=は「体験入学で先輩たちが楽しそうに作業していたのを見て一緒に勉強したいと思った。資格取得に取り組みたい」と抱負を語った。(盛長容子通信員)