パームロイヤル社、糸満で太陽光発電 南部最大の発電量


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太陽光パネルが並ぶパームロイヤル糸満第一発電所=8日、糸満市新垣

 ホテル業のパームロイヤル(那覇市、高倉幸一社長)は8日、大規模太陽光発電所(メガソーラー)の落成式を糸満市新垣で開いた。「パームロイヤル糸満第一発電所」で、本島南部地域で最大規模の1・5メガワットの発電量となる。総工費は約5億2千万円。

 パームロイヤルが所有し、遊休化していた約1万8千平方メートルの土地に、シャープ製の6174枚の太陽光パネルを設置した。沖縄電力への売電を今年3月20日に開始した。年間約7776万円の収入を見込む。
 太陽光発電所の建設は同社が新規に取り組むエコ事業の一環で、年間に515トンの二酸化炭素(CO2)の削減を見込んでいる。
 落成式で高倉社長は「環境に優しい発電所として地域に貢献したい。安定した電力の供給が確保できれば、今後さらに設備を増設していきたい」とあいさつした。