地域挙げ門出祝う 久米島中と仲里中統合「球美中」が開校


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儀間周倫教育委員長(右)から校旗を受け取る在校生=6日、球美中学校

 【久米島】久米島中学校と仲里中学校が統合した「球美中学校」(屋良朝男校長、生徒130人)の開校式が6日、同校体育館で行われ、教職員、町教委関係者、地域住民ら約150人が出席し門出を祝った。

 式典は、儀間周倫教育委員長の開式の言葉で幕開け。新しい校章、校旗、校歌が紹介され、平良朝幸町長らが祝辞を述べた。
 屋良校長は「二つの中学校の良さを取り入れ、職員と生徒が共に一歩ずつ前に進みましょう」とあいさつした。
 生徒を代表して、嘉手苅妃那さん(中3)は「これまでと違う環境に不安もあるが、学校生活は充実したものになると楽しみにしている」と期待を込めた。
 比嘉隆教育長の踊りで幕開けした祝賀会では、校歌作詞者の平良曽清さん、同作曲者の上江洲智三さん、校章をデザインした糸数弘樹さん、木彫りの表札を寄贈した平田清信さんの4人に感謝状が贈られた。
 新生・球美中学校は、久米島中から移動した22人と、新1年生の49人が加わって、全校生徒130人で新しくスタートする。(盛長容子通信員)