合格130人 目標達成 13年度沖縄特例通訳案内士


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 県の沖縄特例通訳案内士資格は初年度の2013年度、合格者数が130人となり、目標の100人を上回った。資格取得者のうち、有償で県に登録する特例通訳案内士は96人だった。外国人観光客のニーズがある離島からの合格者数は5人にとどまった。

 県は受講生と登録者数の増加を図る目的で、14年度に制度の周知を強化するほか、合格者の稼働状況などを把握するため追跡調査もしていく方針だ。
 13年度合格者は中国語61人、英語48人、韓国語21人だった。一方で県の登録者数は中国語42人、英語37人、韓国語17人となる。
 県文化観光スポーツ部は「現在、沖縄を訪れる外国人観光客のガイドは自国の添乗員が多く占める。沖縄の魅力をより正確に伝えるには県が認定する通訳案内士は重要だ」と説明した。
 沖縄特例通訳案内士は13年4月施行の改正沖縄振興特別措置法で創設された。13~21年度まで実施し、県内を訪れる外国人観光客に対応する有償通訳ガイドを育成する。
 問い合わせは県観光政策課(電話)098(866)2763。