【竹富】同一採択地区内で公民教科書が統一していない八重山の教科書問題をめぐり、文部科学省から東京書籍版の採択について是正要求を受けた竹富町教育委員会(大田綾子委員長)は11日午前、石垣市内で会見し、国地方係争処理委員会に不服申し立てしないことを発表した。是正要求にも応じない。
今後、単独で採択するため、八重山採択地区協議会からの離脱を県教委と協議するとした。
町教委は採択地区協議会が選定した保守色の強い育鵬社を拒否し、地方教育行政法を根拠に独自に東京書籍版を採択してきた。これに対し、文科省は「違法状態」として3月14日、町教委に対し地方自治法に基づく是正要求を出していた。
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