イオン東北が県内で商談会 来月の沖縄物産展備え


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(写真:琉球新報社)

 イオンリテール東北カンパニーは11日、5月15~19日に東北6県で開催する沖縄物産展に向け、県内メーカーとの商談会を沖縄産業支援センターで開いた=写真。
 東北を皮切りに2014年度は、マレーシアを含むイオングループの国内外800店以上で物産展を開催する。販売目標は前年度比5・1%増の4億6千万円を見込む。

 国内では今年、新潟などさらに5県増やし、32道府県で展開する。今回はメニューのレシピも提案しながら農産物の試食販売も計画する。県産モズクや石垣島のパイナップルなど「旬」をアピールした販売方法も行う。併せて沖縄観光もPRする。
 イオン琉球の末吉康敏社長は「社内では常に県産品を県外、海外に売り込んでいこうと言っている。全国展開しているわれわれにしかできない。最終目標はイオングループでの沖縄商品の定番化だ」と物産展の意義を強調した。
 東北カンパニーの山元環樹営業企画部長は「東北では心待ちにしている。沖縄の素晴らしさ、楽しさを伝えて、少しでも沖縄への送客に努めたい」と話した。
 この日の商談会には県内の食品加工業者などが515品を出展し、イオン東北のバイヤーらに自社製品をアピールした。13年度の沖縄物産展は、店舗数を前年度より394店増やして国内外818店で展開した。累計販売額は約2倍の4億3700万円だった。