アトリエで初公演 劇艶おとな団「虹」


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「劇艶おとな団」の第1回アトリエ公演「虹」=3月22日、那覇市のアトリエ銘苅ベース

 現代劇の「劇艶(げきしょく)おとな団」(当山彰一主宰、安和朝彦団長)の第1回アトリエ公演「虹」(国吉誠一郎作、当山演出)が3月22日、那覇市の「アトリエ銘苅ベース」であった。

このアトリエは昨年11月から使い始め、今年1月に改装した。おとな団の稽古場や公演に使うほか、他劇団にも貸し出していく。
 「虹」は、ある空き店舗で偶然出会った結衣(安室優美)、敦子(上地利奈)、真央(SABURO)の物語。空き店舗に忍び込んだそれぞれの理由と、3人をつなぐ人物・幸生(豊永浩也)の存在が明らかになっていく。出会いによって厳しい生活に光が差す様子を描いた。
 当山は「このアトリエから新しい芝居を発信したい。将来的には小劇場を造って、他劇団と連携してフェスティバルができたらいい」と展望を語った。
 その他の出演は安和学治、平良暁、国吉、久高友昭、仲地かおり、朝彦。