琉大で新聞活用講座 “見出し読み”など学ぶ


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新聞で気になった記事を紹介し合う学生たち=15日、西原町の琉球大学

 教師を志す大学生らに向けて、新聞を教育に取り入れるNIE(教育に新聞を)活動の手法を紹介する「新聞活用実践講座」が15日、西原町の琉球大学で始まった。琉大教育学部と琉球新報社が連携し、昨年度前期に引き続き開講。教育学部の学生9人が受講し、短時間で記事の内容を把握できる“見出し読み”などを通じ、身近で確かな情報源として新聞を活用する方法を学んだ。

 2014年度前期は、琉球新報の松元剛報道本部長兼NIE推進室長が講師を務める。
 松元報道本部長は、新聞を読む子どもは読まない子どもより読解力が高いという経済協力開発機構(OECD)の調査結果を紹介。受講する学生が将来、教師になって子どもたちを指導する際、情報をどう収集・蓄積し、子どもの感性を刺激できるかが重要になると指摘した。
 学生たちは気になった記事を紹介し合うワークショップに取り組んだ。3年の喜名桜さん(20)は「『トップ、肩、腹』といったニュースの分かりやすい配置や見出し読みはすぐに役立つ。情報をうのみにせず、自分の意見を形づくるための方法を学びたい」と話した。
英文へ→Ryukyu Shimpo and University of the Ryukyus hold newspaper course