OCVB、台湾観光協と連携へ 東南アジア誘客強化


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 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、上原良幸会長)は、台湾観光協会(台北市、頼瑟珍会長)と相互連携協定の再締結に向けて準備を進めていることが17日までに分かった。

2014年度中に再締結を目指す。協定内容は、相互の誘客協力のほか、東南アジア諸国や米国からの誘客に向けた共同商品造成などを検討している。
 現在、OCVBは韓国済州道観光協会と米ハワイビジターズビューローと相互連携協定を結んでいる。
 OCVBと台湾観光協会は、1994年に3年間の相互連携協定を結び、97年に1度更新したが、2000年以降は更新していなかった。
 OCVBの上原会長は「近年台湾から沖縄への航空路線が拡充しているため、あらためて台湾と一緒に誘客活動を拡大したい。沖縄と台湾との交流の歴史は長く、今後より前向きに交流や誘客活動に取り組んでいきたい」と意気込みを語った。
 台湾観光協会は台湾交通部観光局(観光庁に相当)の外郭団体で、56年に設立された。大手観光関係企業の代表らが参加しており、約500の会員(個人、企業)を有する。
 現在、同協会は福岡県観光連盟、福島県観光物産交流協会、香川県観光協会、愛媛県観光物産協会など国内6団体と相互連携協定を締結している。(呉俐君)