県内観光客、過去最高658万 2013年度


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県内入域観光客の推移

 県が21日発表した2013年度(13年4月~14年3月)の入域観光客数は、前年度比11・1%増の658万300人となり、過去最高を更新した。これまで最高だった08年度(593万4300人)を約65万人近く上回った。

内訳は国内客が7・4%増の595万3100人、海外客が64・0%増の62万7200人で、いずれも過去最高を記録した。
 円安に伴う国内客の国内旅行増や海外客の需要拡大、新石垣空港開港、国内外の航空路線の新規開設と拡充―などが大幅増の要因。県は「おきなわビジット計画」で13年度は630万人を目標に掲げていたが、初めて計画を達成した。
 国内観光客は、新石垣空港開港に伴い本土からの石垣直行便の開設が相次いだほか、格安航空会社(LCC)の就航に伴う誘客効果が全体を押し上げた。
 内訳は東京方面が7・0%増の296万9千人、関西方面が15・3%増の118万2千人、福岡が2・4%増の71万3800人、名古屋が5・6%増の47万9300人。
 海外の新規路線は那覇―台北、那覇―釜山、那覇―上海の3路線で、13年の那覇空港の週間就航便数は前年比42・9%増の70往復と大幅に増加した。国・地域別では台湾が70・1%増の25万4100人で最多。韓国が2・2倍の9万8400人、香港が64・4%増の9万2400人、中国本土が16・6%増の6万8700人。
英文へ→Record 6.58 million tourists visited Okinawa in fiscal 2013