ピーチ、沖縄348便欠航も 5~10月、機長確保できず


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 格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪)は25日までに、病欠が相次ぎ機長を確保できないとして、5月19日~6月30日の間、国内線、国際線の448便の欠航を決めた。補充が進まなかった場合、夏ダイヤが終わる10月25日までに最大2088便が欠航する恐れがある。

 5~10月に欠航の対象となる沖縄関係路線は那覇-関西、那覇-石垣の計348便で、乗客約3095人に影響する。料金の払い戻しや別便への変更に応じている。
 井上慎一最高経営責任者(CEO)が24日、国土交通省で記者会見し謝罪。機長52人のうち8人が病気やけがで長期欠勤しており、副操縦士の昇格や新規採用も計画通りにいかなかったと、欠航の理由を説明した。
 2088便が欠航した場合、ピーチ社全便の約16%に当たり、乗客約2万6千人に影響、約30億円の収入が失われるという。
 払い戻しなどの問い合わせは同社コンタクトセンター(電話)0570(200)489。