ミンサー柄楽しんで あざみ屋が男性用プリントシャツ開発


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八重山ミンサーの柄をデザインに取り入れたプリントシャツをPRするあざみ屋の新賢次社長=25日、沖縄産業支援センター内の中小機構沖縄

 八重山伝統の「ミンサー織」を製造・販売するあざみ屋(石垣市、新(あら)賢次社長)は、ミンサー織の伝統柄をデザインに取り入れた男性用のプリントシャツを開発した。6月中旬の発売を前に、5月4日の「ミンサーの日」から予約を受け付ける。

 「あざみ屋」は地域資源を活用した新商品の開発などを支援する中小機構沖縄の「地域産業資源活用事業」の認定を受け、5年計画で八重山ミンサーの新たなファッション展開に取り組んでいる。今回のプリントシャツを皮切りに今年度は秋冬用のストールなども商品化する予定だ。
 柄は2種類で、県内デザイナーと提携し考案。沖縄の織物技法「ヤシラミ」の模様と、赤瓦をモチーフにした模様をベースに、五つと四つの方形を組み合わせたミンサー織独特の文様が表現されている。製造は県外縫製業者が手掛ける。
 25日、記者発表した新社長は「機能性とデザイン性を両立させた。若い人たちがミンサー柄を楽しむきっかけになればうれしい」と話した。
 シャツは200着限定で、石垣市内3店舗、那覇市内1店舗の直営店で販売、先行予約を受け付ける。1着9200円(税別)。
 問い合わせはあざみ屋営業部(電話)0980(82)3473。