西原町新庁舎で落成式と見学会 字与那城に移転新築


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防災センターや保健センター、町民ホールを備えた複合施設の西原町役場新庁舎=26日、西原町字与那城

 【西原】西原町(上間明町長)の役場新庁舎が完成し、26日に落成式と町民見学会が開かれた。役場庁舎のほか地域防災センター、保健センター、町民ホールを併せ持つ複合施設。上間町長は「文教の町にふさわしいコンパクトで多機能な施設となった」と町の新たな拠点を公開した。

 字嘉手苅の現庁舎は建築から46年が経過し、老朽化に伴う安全・維持管理や業務スペースの狭さが課題となっていたため、町中央公民館や町立図書館に近い字与那城に移転新築した。現庁舎は5月2日に閉庁式を行い、7日から新庁舎での業務が始まる。
 505人を収容できる町民ホールの名称は公募で「さわふじ未来ホール」に決まり、命名者の津波古愛さん(西原南小6年)に感謝状が授与された。
 役場移転で敷地面積は1万4303平方メートルに広がる。総事業費は約37億円。1階に役場庁舎やホール、保健センター、2階に防災センター、3階に町議会議場や公文書資料室などを備える。ユニバーサルデザインや太陽光発電、免震構造を取り入れた。