「ちゅらしま」運航 琉球海運、6隻7航路体制


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 琉球海運(那覇市、山城博美社長)は28日、同社6隻目となる貨物船「ちゅらしま」(9483トン)の運航を開始した。博多―那覇―先島航路に就航する。5隻6航路体制から6隻7航路体制となる。

 「ちゅらしま」は、トレーラーや乗用車をそのまま積み込む高速ロールオン・ロールオフ(RO―RO)船。新型の電子制御式エンジンを搭載し、環境への配慮と省エネ性能の向上を図った。また、タグボートの使用できない宮古島の平良港でスムーズに接岸するため、船を横方向に動かすスラスターを拡大した。
 27日、建造先の大分県の佐伯港から那覇新港に入港。関係者ら約50人が出迎えた。花束を手渡された與那嶺紀幸船長は「この船で沖縄の発展を支えていきたい」とあいさつ。新川文人機関長は「環境に優しいエンジンの船で、地域のために、地球のために頑張っていきたい」と抱負を述べた。