トリイにオスプレイ飛来 伊江島で降下訓練、読谷へ通告なし


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着陸したオスプレイに乗り込む兵士たち=30日午前11時13分ごろ、読谷村の米陸軍トリイ通信施設

 【読谷】米海兵隊所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが29、30の両日、読谷村の米陸軍トリイ通信施設で離着陸を計6回繰り返した。兵士十数人が乗り降りする姿が確認されており、離陸後は伊江島上空でパラシュート降下訓練を行った。

読谷村に事前通報はなかった。石嶺伝実村長は「事前通告もなく驚いている。米軍が配備前に示した使用目的と違う。遺憾に思う」と話した。
 米軍が配備前に日本政府に提出した環境レビューによると、トリイ内の着陸帯は訓練に使う「戦術着陸帯」ではなく、物資や人員輸送に使う「管理着陸帯」に区分されている。