憲法記念日、各地で集会 那覇の講演には1400人


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 憲法記念日の3日、県内各地で憲法について考える講演会、集会が開かれた。安倍政権は集団的自衛権の行使容認など、施行されて67年になる憲法を大きく変えようとしている。多くの県民があらためて憲法の意味について考えた。

 那覇市の市民会館大ホールでは、2014憲法講演会(主催・県憲法普及協議会など)が開かれ、1400人(主催者発表)が集まった。元琉球朝日放送キャスターの三上智恵さんら、県内の女性ジャーナリスト3氏が講演した。憲法宣言では、集団的自衛権について「日本は『自存自衛』のためと称したアジア太平洋戦争で多大な被害を生じさせた。その反省の下に制定された平和憲法の理念にのっとれば、明らかに認められない」と指摘した。
 みやこ九条の会は、宮古島市にある九条の碑前で「憲法と平和を語るつどい」を開き、約40人が憲法への思いを語り合った。
 一方、自主憲法制定沖縄県民会議も、宜野湾市で「新しい憲法をつくる沖縄県民の集い~なぜ憲法改正が必要なのか~」を開き、約50人が参加した。