古民家活用し観光商品 民具作りや島唄三線体験 与那国


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
クバの葉弁当を堪能する県内観光協会の関係者ら=4月24日、与那国町

 【与那国】与那国いとなみネットワーク(田頭政英理事長)と「JAL JTAセールス」(那覇市)は4月24日、県内観光協会の関係者向けに、与那国町の古民家を活用した新たな観光商品を披露した。各料理をクバの葉に包んだ「クバの葉弁当」や、民具作り体験などを提供する内容で、4月1日から受け付けを開始している。島の新たな魅力として今後のPRに力を入れる。

 同ネットワークは2013年、島の伝統文化を保全しながら観光振興に生かそうと、町交流推進課が主導して設立された。築70年の古民家「佐久川家」を管理する同ネットワークは同セールスと提携し、島の伝統文化を組み込んだ観光ツアーの開発を進めてきた。
 この日の弁当は「カジキの卵の甘辛煮」や「フーチバーの天ぷら」など島にある食材を使った料理10品を用意した。季節でメニューは変わるが、9~11品を提供していくという。
 古民家体験は民具作りと島唄三線体験の2コースがあり、料金はともに1人税込み3800円。
 問い合わせはジェイ・タップ(電話)098(857)2111。