親元離れても島の絆 イージマ郷友会、本島進学の高校生激励会


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本島北部の高校に入学した新入生や在校生を激励するイージマ郷友会の山城利正会長(右)=4月25日、名護市のレストラン海洋

 【伊江】ことし3月に伊江中学校を卒業し、本島北部の高校に進学した新入生や在校生を激励しようと、イージマ郷友会(山城利正会長)は4月25日、名護市内で激励会を催した。

 同会は北部地区に在住する伊江村出身者で構成し、激励会は今回で29回目。同中から北部の高校に進学した1年生は11人。2、3年生を含め45人となり、高校近くの寮やアパートを借りて生活を送っている。
 この日は15人が参加し、夕方にボウリング大会も行われた。夜の激励会には同会の会員をはじめ、村からも名城政英副村長、渡久地政雄村議会副議長や各区長ら約50人が集まり、夕食を囲んで楽しい会話が弾んだ。
 山城会長は「親元を離れ自炊生活は大変だが、途中で逃げ出さず精いっぱい頑張ってほしい。不安や悩みがあるときは遠慮なく会員に頼って相談してほしい」と激励した。
 新入生を代表して名護高校の玉城正将君は「激励会を開催していただき感謝の気持ちでいっぱい。高校生活も頑張るので次回もおいしい食事をごちそうしてください」と笑いを誘った。
 5月には中・南部地区の高校に進学した新入生を対象に伊江村郷友会(大城友宏会長)が激励会を開く予定。(金城幸人通信員)