![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img536afe13d32e7.jpg)
【名護】名護市の稲嶺進市長は8日、米軍普天間飛行場の移設を進める沖縄防衛局から提出された漁港占有許可申請など6件のうち、許可や協議要請などの申請4件について「不備がある」として再提出を求める文書を防衛局に郵送したことを明らかにした。郵送は7日付で、提出期限を22日とした。
市は4件の申請内容について、漁港の占有開始と終了の時期などが明示されていないなど「不備が軽微ではない」として申請を取り下げた上で補正後に再提出するよう求めている。
防衛局は6件の申請について、市側に対して法的根拠がないまま12日の期限を設けて回答を求めている。これに対して市は「不備が補正されなければ手続きは進められない。期限内の提出は無理だ」との立場を示している。
稲嶺市長は「防衛局が法に基づいた手続きをするというなら、必要な書類や意見があってしかるべきだ。それを無視すれば、自ら法や条例を否定することになる」と指摘した。
【琉球新報電子版】