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久米島の久米仙(久米島町、島袋正也社長)は、県内の泡盛酒造メーカーとして初めて日本バーテンダー協会(NBA)の賛助会員に登録された。全国約4千人の会員がカクテル向けとしての泡盛を同社から購入し、毎月発刊される機関誌にも商品が紹介されるなど、泡盛のさらなる普及に期待がかかる。
協会の賛助会員は現在、全国の大手飲料メーカーや輸入業者、卸売業者など計55社。毎年技能競技大会を開くなどし、会員の技能向上に努めている。
久米島の久米仙は5月から登録された。きっかけは昨年3月、久米仙がカクテル向けの泡盛として発売した「KUMEJIMA’S KUMESEN(クメジマズ クメセン)」(40度)。主な泡盛の新酒はアルコール度数30度だが、カクテルを作るベースとなるジン、ウオツカ、ラム、テキーラなどの蒸留酒(スピリッツ)は40度が多いため、かんきつ類などと混ぜるカクテル向けに度数を高く設定した。
アルコール度数のほか、洋酒が並ぶ店内にも溶け込めるデザインも県内のバーテンダーから高評価を受け、NBA県支部から東京の本部に推薦された。
同社営業部の兼城靖課長は「今後バーテンダーの競技大会でもブースを展示して商品を紹介できる。芋や麦などの焼酎の中でも泡盛はカクテルと相性が良く、今回の登録でさらに可能性が広がる」と語った。