「もとぶ香りネギそば」名物メニューに 島野菜復活目指す


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 【本部】本部町のそばの新メニュー「もとぶ香りネギそば」の試食会が16日、本部町渡久地のまーす家(棚原憲勇代表)で開かれた。高良文雄町長、松田泰昭商工会長、當山清博観光協会長、本部町役場職員ら約20人が参加し新メニューの味を堪能した。

 もとぶ香りネギは、もとぶ在来島ヤサイ復活プロジェクトの一環として、町が栽培普及に取り組み、商標登録を取得している。
 これまでの本部町のそばは三枚肉そばとソーキそばが中心を占めていた。本部町在来もとぶ香りネギをメーン食材として新メニューを開発した。本部そばに、かまぼこともとぶ香りネギを一束入れ、紅しょうがを乗せた。だしは香川県のさぬきうどんを参考に青魚をベースにした。一食700円。棚原代表は、今後は本部町内のそば屋全体に広げていきたいとしている。
 高良町長は「本部町はそばの町で食材も豊かだ。もとぶ香りねぎは好評で、それを活用してほしい」と激励した。
 2010年に本部町商工会が「そばの町」を宣言し、町内にはそば店が約70店舗ある。「もとぶ香りネギそば」は新たな観光商品として期待されている。(上間宏通信員)

新メニューの「もとぶ香りネギそば」
もとぶ香りネギそばを試食する(左から)當山清博本部町観光協会長、高良文雄本部町長、棚原憲勇まーす家代表=16日、本部町渡久地のまーす家