基地周辺に「安全区域」 在韓米軍、住民保護へ米韓合意


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 【ワシントン=島袋良太本紙特派員】米韓両政府は18日までに、在韓米軍基地の周辺に、住民が基地から派生する事故に巻き込まれないようにすることを目的とした「安全区域」を新設することで合意した。

韓国の聯合ニュースによると合意は11日で、弾薬処分を含む基地内での事故から住民を守ることが目的。
 16日付の米軍準機関紙「星条旗」によると、対象の米軍基地やその範囲、導入時期などは未定。
 韓国では4月に起きた旅客船の沈没事故以降、安全に関する国民の関心が高まっている。聯合ニュースによると、韓国側は米側に「韓国では安全が非常に重要な課題だ」と伝え、安全区域の新設を合意した。
 在韓米軍も合意を受け談話を発表し、「安全区域の設定により、基地で起こる可能性がある事故のリスクが下がる」と強調した。