5月観光客17%増 最高56万人、外国人9万人突破


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 県が20日発表した5月の入域観光客数は、前年同月比17・5%増の56万1400人となり、5月の過去最高を更新した。2012年10月から20カ月連続で前年を上回った。

 外国人客数は54・4%増の9万1700人で、単月として初めて9万人を突破した。国内外クルーズ船の寄港回数が増加したほか、台湾や韓国などの航空路線の拡充などが全体を押し上げた。
 国内客数は12・3%増の46万9700人。内訳は東京方面が9・1%増の20万4千人、関西方面が14・2%増の11万4300人、福岡方面が8・0%増の5万5400人、名古屋が7・0増の3万5300人となった。
 外国人客数は台湾が54・8%増の4万1800人、香港が34・1%増の1万2200人、韓国が78・9%増の1万200人、中国本土が97・5%増の7900人―などだった。
 県文化観光スポーツ部は「6月は格安航空会社(LCC)3社が40便の欠航を予定しているが、前年度並みの座席数は確保できるため、影響は少ない。海外航空路線の拡充やロシアチャーターが実施されているため、主要方面以外からの入り込みも期待できる」と予測した。