【名護】米軍普天間飛行場の移設反対を訴える拠点として、市民らが座り込みを続ける名護市辺野古のテントが20日午前、何者かによって荒らされているのが見つかった。
看板が壊され、展示していたこれまでの闘争などを示す資料や新聞紙面、全国から贈られた折り鶴などが引きちぎられていた。関係者からは「このような暴力的な行為は許せない」と怒りの声が上がった。被害届を出すかどうかについて検討している。
同日午前7時50分、ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表が確認した。安次富共同代表は「こんなことは初めてだ。折り鶴には子どもたちの平和を願う思いが込められており、その善意も踏みにじる行為だ。おそらく大人だと思うが、非常に恥ずかしい行動だ」と憤った。
テントは、米軍普天間飛行場の移設に向けたボウリング調査の阻止や基地建設反対を訴える拠点で、座り込みはことしで10周年を迎え、この日で3715日となった。