石垣ターミナル黒字 路線増奏功、純益1.5億


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 【石垣】新石垣空港ターミナルビルを管理する石垣空港ターミナルは24日、2014年3月期決算を発表した。13年3月の開港後、初の通期決算で売上高は8億5700万円、純利益は1億5千万円となった。

格安航空会社(LCC)就航による路線増が奏功し、黒字スタートとなった。15年6月には国際線ターミナルの増改築に着手し、16年春の運用開始を計画している。
 同日の株主総会、取締役会で、3月の石垣市長選に伴い辞職した中山義隆市長が再び社長に就任した。
 売上高は、既存航空会社に加えLCC就航で賃借料が増えたほか、路線増による乗降客数増加などが押し上げた。経常利益は1億3500万円で、純利益は寄贈されたステンドグラスを特別損益として計上した。
 国際線ターミナルビルは増改築で現在の1300平方メートルから約2900平方メートルに拡充される。中型機の対応が可能になり、海外からの誘客増を目指す。