7演目で観光誘客 沖縄芸能マグネットコンテンツ舞台公演


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マグネットコンテンツ舞台公演の演出家と県文化振興会の平田大一理事長(前列中央)=18日、那覇市の同会

 県内の演出家を育成し、観光客を引き付ける舞台を制作する「沖縄芸能マグネットコンテンツ舞台公演」が27日から来年2月まで、国立劇場おきなわと各市町村ホールで行われる。県の文化観光戦略推進事業の一環。7組の演出家が沖縄芸能を取り入れ魅力ある舞台を目指す。各作品の概要と日程が決定している国立劇場おきなわでの公演日を紹介する。

沖縄燦燦/知花小百合 前里茜演出
 ゆいまーる(共同作業)、にーびち(結婚)、豊年祭など沖縄の文化と魅力を詰め込んだ歌舞劇。出演は佐辺良和ら。27日と来年1月23日に上演。

五月九月/富田めぐみ演出
 踊奉行が冊封使と薩摩の役人の接待をダブルブッキングしてしまうドタバタ喜劇。多彩な琉球芸能とおもてなしの心を描く。7月4日と10月31日に上演。

REQUIOS―風之舞~eisadream~合従連心/照屋忠敏演出
 古武道太鼓集団「風之舞」と世界エイサー大会を2連覇した創作芸団レキオスが共演する。7月25日と11月28日に上演。

RANGIKU 乱菊/嘉陽田朝裕演出
 沖縄版「ハムレット」ともいわれ、沖縄芝居の魅力が詰まった作品。案内役も登場し、初めて沖縄芝居を見る人も楽しめる。8月8日と12月12日に上演。

現代版組踊「百十~momoto」/藏當慎也演出
 護佐丸・阿麻和利の乱、阿麻和利討伐と時代の荒波の中を生き抜いた王女百十踏揚を描く。女性が主役の現代版組踊は初めて。8月22日と10月17日に上演。

NEO EISA/高橋大三演出
 県内の創作エイサー団体からオールスターチームを構成する。空手や琉舞を織り交ぜ、オリジナル楽曲を用いる。8月29日と来年1月16日に上演。

a Cirque/井上真鳳演出
 ヨーロッパで活動していた井上がマイムと映像でつづるノンバーバル(言葉を使わない)舞台。とある島のサーカスの物語。9月19日と12月17日に上演。
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 全て午後7時開演。入場料2千円。問い合わせは県文化振興会(電話)098(987)0926。