「ハラール」取得に協力 ハラル・レキオス設立


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ハラル・レキオスの設立を発表した饒平名知也社長(中央)や平敷徹男顧問(右)、佐久間朋宏相談役=26日、那覇市のてんぶす那覇

 イスラム教徒の戒律に従って調理・加工された「ハラール」の認証取得支援などを手掛けるハラル・レキオス(名護市、饒平名知也社長)がこのほど設立された。

県内初のハラールビジネス向けのコンサルティング会社という。
 26日、饒平名社長や顧問の平敷徹男琉球大学名誉教授、相談役の佐久間朋宏ハラル・ジャパン協会代表理事らが那覇市のてんぶす那覇で会社設立を報告した。
 ハラル・レキオスは、ハラールに関する情報提供、認証支援、商品開発支援、市場調査などを行う。饒平名社長はこれまでお菓子のポルシェ(読谷村)が製造する「紅いもタルト」のハラール認証取得を支援した実績がある。現在、県内農産物の6次産業化に取り組む企業とホテルからハラール認証に関する問い合わせがあるという。
 饒平名社長は「1カ月1回ハラールに関するセミナーを開き、ハラールに対する知識を知ってもらいたい。今後業種を問わず、支援していく」と話した。
 同社によると、現在世界中のイスラム教徒の人口は約16億人、うち東南アジア諸国は約7億人を占める。東南アジアのハラール市場を見ると、2011年に715億ドルを超えた。