国映館跡隣接地合わせて開発へ 台湾セメント大手が取得


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 台湾の大手セメント会社、嘉新水泥(チアシン・セメント、台北市、張剛綸CEO=最高経営責任者)は27日までに、那覇市松尾の国映館跡地に隣接する土地約3050平方メートルを取得した。

同社は今月2日、国映館跡地約1650平方メートルも購入しており、両土地を合わせて2015年にもホテルや商業施設として開発を検討する。
 国映館跡地に隣接する土地の取得額は約21億8500万円。25日に所有者の沖縄大和地所(本部町)と売買契約を締結した。現在同地は駐車場として使用されており、用途に当面変更はないという。
 嘉新水泥は国際通りのほか、豊見城市豊崎などの土地購入も検討している。同社の担当者は「豊崎の土地を購入した後、国際通りの土地と一体的に開発したい」と話した。

台湾の大手セメント会社、嘉新水泥が取得した国映館跡地に隣接する土地(手前)=27日、那覇市松尾