個性豊かに“おやじの背中” 7人が読み聞かせ、仕事の話も


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現在は生産されていない貴重なギターを紹介し、弾き語りをする高嶺朝成さん=25日、伊江村立西小学校

 【伊江】伊江村立西幼稚園・小学校の保護者や地域協力者で構成し、同校で読み聞かせ活動をしているニニグスイサークル(上地真紀会長)は25日、「お父さんの読み聞かせ」を実施した。

 7人のお父さんが絵本の読み聞かせや自身の仕事の話など、本を読むことだけにこだわらず、個性豊かに持ち味を披露。普段仕事をしている姿とは違ったおやじの背中を見せた。
 読み聞かせは、自分の子どもがいるクラスを担当。朝8時15分から30分までの15分間、幼稚園児から6年生までの各教室で同時に行われた。
 1年生の教室では、高嶺朝成さんがギターの弾き語りを披露した。現在は生産されていない貴重な自動演奏機能付きの電子ギターを弾き、2曲歌った。
 娘のりあらさんは、一番前で真剣に聞き入り「上手だった」とうれしそう。また、汗を拭きながら「緊張した」と話す藤井友幸さんは、2年生の教室で、息子の翔馬君が選んだ本を読んだ。参加者は「燃え尽きた」「笑ってくれた」などと感想を述べた。
 上地会長は「子どもたちはうれしそうだった。緊張しながらも一生懸命頑張っているお父さんの姿は最高のプレゼントになったと思う」と話した。(中川廣江通信員)