【東】東村高江のヘリコプター着陸帯建設工事に反対する「ヘリパッドいらない住民の会」は29日、同村平良の東村農民研修施設で座り込み7周年報告会を開いた。住民や支援者ら約450人が参加した。
7月にも再開する工事を前に、住民の会の宮城勝己さん(61)は「政府は高江と辺野古の工事を同時に始めるかもしれない。政府の圧力に屈せずに頑張ろう」と訴え、ガンバロー三唱した。
報告会では、環境NGO「やんばるの自然を歩む会」代表の玉城長正さん(74)=大宜味村=が、新たなヘリパッド建設予定地「N1」は原生林が多く重要な地域だと指摘した。
ヘリパッドいらない弁護団団長の池宮城紀夫弁護士は、伊佐真次さん(52)に対して通行妨害禁止を求めた判決が確定した事などを説明し、「高江の闘いはこれから。弁護団はこれからも支える」と語った。伊佐さんは「表現の自由の限り、反対行動は続ける」と誓った。
また、座り込みに参加する支援者でつくる「高江ヘリパッド反対現地行動連絡会」が27日に設立され、間島孝彦さん(60)=名護市、仲村渠政彦さん(65)=那覇市=が共同代表となった。今後は支援者間で連携し反対行動の役割を分担する。
住民の会メンバーらによるフラのほか、古謝美佐子さんが歌声を披露した。