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日本近現代史研究者でオーストラリア国立大学名誉教授のガバン・マコーマック氏が2日、名護市辺野古を訪れ、海上から普天間飛行場代替施設の建設予定海域の辺野古の海や大浦湾を観察した。
海上に出たマコーマック氏は、約400年の歴史があるといわれるハマサンゴやジュゴンの餌場となっている海域を約2時間かけて巡った。「北限のジュゴンを見守る会」の鈴木雅子代表と「ヘリ基地いらない二見以北十区の会」の浦島悦子共同代表が現在の状況について説明した。
マコーマック氏は「こんなに豊かな海だとは想像できなかった。ジュゴンを守り、自然を守っていかないといけない」と話した。1日に集団的自衛権の行使容認が閣議決定され、同時に代替施設建設の工事が始まったことについて「20年近く辺野古に来ているが、これほど危機的な状況はこれまでなかったと思う」と危機感を募らせた。【琉球新報電子版】
英文へ→Gavan McCormack visits Henoko and Oura