東村高江のヘリパッド、来月にも提供 月内で工事完了


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 【東】米軍北部訓練場の一部返還に伴うヘリコプター着陸帯移設工事で、東村高江にある「N4地区」の2着陸帯が、8月にも米軍に提供されることが2日、分かった。この移設工事で米軍に着陸帯が提供されるのは初めてになる。

同日、N4で着陸帯の関連工事が再開した。
 N4の2着陸帯のうちN4―1は完了。再開したのはN4―2の関連工事で、着陸帯に接続する道路の舗装、着陸帯周辺の暴風柵、伐採木の撤去などが進められてる。この日はN4―2への進入路付近でショベルカーが作業を進める様子が確認できた。
 沖縄防衛局は本紙の取材に対し「関連工事は7月31日までで、完了後、米側に提供することになっている」と説明した。
 移設工事は高江集落を取り囲むように6着陸帯が建設予定で、N4は集落から最も近い。ほか4着陸帯は国頭村安波に建設されるが、高江の集落に隣接している。防衛局はそのうちのN1a、N1bの工事を今月中に開始する予定だ。