「離島・北部枠」新設へ 琉大医学部、担い手育成強化


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 琉球大学医学部(西原町)は、離島やへき地の地域医療の担い手育成を強化しようと、2015年4月入学者から、推薦入試の「地域枠」の中に新たに「離島・北部枠」(定員3人)を設け、さらに地域枠の定員も2人増員する計画だ。

10月に文部科学省の認可が下りれば、医学部の地域枠の募集定員総数は従来より5人増の17人となる。
 離島・北部枠は県内離島3島(石垣市、宮古島市、久米島町)または本島北部5市町村(大宜味村、今帰仁村、本部町、名護市、宜野座村)に所在する高校を卒業した人(一浪まで)か卒業見込み者が対象。
 地域枠入学制度は、深刻化する医師不足への対策として、09年に創設された。