県産素材で酵素飲料 アクアメディカル研、全国で中元販売


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「フルーティー酵素」と「フルーツもろみ酢」をPRするアクアメディカル研究所の阿部正夫社長(右)=30日、那覇市天久の琉球新報社

 沖縄の特産品を素材とする商品開発や販売を手掛けるアクアメディカル研究所(那覇市、阿部正夫社長)は、もろみ酢や県産植物・野菜などを乳酸発酵させた植物発酵エキス「ちゅらなるフルーティー酵素」と、県産果物などの果汁を加えたもろみ酢「ちゅらなるフルーツもろみ酢」を開発し、全国の三越伊勢丹と系列店で中元商品として販売されている。

 「フルーティー酵素」はもろみ酢のほか、ボタンボウフウ(長命草)やグァバ、ウコン、シークヮーサー果汁など県産素材11種類を含む計40種類の野菜や植物を乳酸発酵させ、飲みやすいようマンゴーピーチ風味に仕上げた。「フルーツもろみ酢」は県産パイナップルの果汁と宮古島産ハイビスカスを加えた2種類。
 同社は昨秋の歳暮商戦でも全国の三越伊勢丹で「フルーティー酵素」と「ブルーベリーもろみ酢」の詰め合わせを販売し、約5千セットを売り上げた。今年は中元商品として、パイナップルやハイビスカスなど夏向けの新商品を加えた。
 阿部社長は「健康志向の高まりから、この2、3年、酵素飲料の市場は伸びている。もろみ酢をはじめ沖縄の素材を大切に、県外にPRしていきたい」と意気込みを語った。
 「フルーティー酵素」の価格は2千円(税別)。フルーツもろみ酢は各1500円(税別)。フルーツもろみ酢の県内販売は8月以降になる予定。商品の問い合わせはアクアメディカル研究所(電話)098(840)1231。