社会

“政権暴走”に危機感 集団的自衛権反対集会

集団的自衛権行使の閣議決定に抗議する集会で、登壇者の話に真剣な表情で聞き入る参加者ら=2日午後、那覇市の県民広場

 「日本を戦場にするな」「平和憲法を守れ」―。2日、那覇市泉崎の県庁前の県民広場で開かれた「『集団的自衛権』の行使容認糾弾!再び沖縄を戦場にはさせない!改憲に突き進む安倍暴走政権を許さない県民集会」(主催・沖縄平和運動センター)には、直前の呼び掛けにもかかわらず約250人が集まり気勢を上げた。

 日が暮れかかった県民広場には、労働組合員のほか、若い女性、白髪の老夫婦、車椅子の男性やかりゆしウエアを着た会社員などさまざまな顔触れの人が集まった。安倍政権が推し進める「憲法の解釈変更」や米軍普天間飛行場の辺野古新基地建設の着工に危機感を抱いている人たちだ。
 参加者の一人、親盛節子さん(62)=那覇市=は「集団的自衛権の閣議決定と、辺野古の新基地建設の着工を同じ日に行ったのはわざととしか思えない。沖縄は狙い打ちされている」と心配顔で語った。
 また、与那原町の女性(56)は「安倍総理は『国民の命と安全を守らないといけない』と言っていたが、その『国民』には沖縄の人は入っていないと感じた」と話し、新基地建設と集団的自衛権の行使容認で、さらに沖縄が危険にさらされることを懸念した。
 一方、知り合いに自衛隊員がいるという琉大4年の鈴木万緒さん(21)は、身近に想像できる問題だとして友人4人と県民集会に参加した。「より私たちに関わることかもしれない。何としても(集団的自衛権の行使を)避けたい」と語った。
 琉大4年の根本理平さん(21)は特定秘密保護法案の時の集会にも参加した。集団的自衛権行使容認の閣議決定について「国民の意思が反映されないままの決定だったので許せない」とため息をついた。
 集会では「(集団的自衛権と新基地建設で)標的にされるのは沖縄」「沖縄戦を体験した沖縄から、県民の声を訴えよう」という登壇者の声に参加者らは「そうだ!」と呼応した。



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