400人で「ざわわ」熱唱 平和願い歌の共演


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フィナーレで「さとうきび畑」を歌う参加者=6月28日、読谷村文化センター鳳ホール

 【読谷】読谷から全国に平和を発信しようと、読谷村観光協会(小平武会長)は6月28日、村文化センター鳳ホールで第1回平和コンサートを開いた。ソプラノ歌手の寺島夕紗子さんが「さとうきび畑」を歌ったほか、読谷村出身のソベポーポー、混声合唱団「よみたん」らが出演。訪れた400人はあらためて平和の大切さをかみしめた。

 フィナーレでは、読谷中吹奏楽部31人の演奏で古堅南小の6年生126人が「ビリーブ」を歌ったほか、参加者全員で「さとうきび畑」を熱唱した。大城正司さんは、普久原恒勇さんが作曲した新曲「ユーバンマンジャー(宵の明星)」を披露した。
 鑑賞した當山栄子さん(61)=読谷村=は「子や孫の世代で平和が維持できるか心がざわつく時期に、平和を発信するのは良いことだ。平和の気持ちを忘れないでいたい」と話した。
 出演した古堅南小の兼島海凪君(11)は「緊張したが集中して最後までできた」、松田祐斗君(11)は「他の国の人とか、友達とけんかをしないことが平和につながると思う」と話した。