F35飛行停止、米でエンジン発火 嘉手納配備予定


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 【ワシントン=島袋良太本紙特派員】米国防総省は3日、最新鋭ステルス戦闘機F35が6月23日、フロリダ州エグリン空軍基地で離陸前にエンジン部分から発火する事故を起こしたことを受け、同機種を一時飛行停止にしたと発表した。事故原因は不明。ロイター通信によると対象は計97機。

 F35は米空軍が嘉手納基地に配備する方針を明らかにしている。さらに日本もF35を航空自衛隊の次期主力戦闘機として計42機購入する予定だ。
 国防総省によると、F35は今月11日にイギリスで開かれる国際航空ショーに出展する予定だった。事故を受け、出展を取り消すことも検討しており、週明けに最終決定する。
 現在、米軍が事故原因を調べているが、原因は特定できていない。
 出火トラブルは6月23日、南部フロリダ州エグリン空軍基地の滑走路で発生。パイロットが離陸の準備をしていたところ、機体後方のエンジン付近から火が出ていたという。
 同省は開発主体の米ロッキード・マーチン、エンジンの製造元である同プラット・アンド・ホイットニー両社と協力して原因究明を進めているもようだ。